テロが起きたらすべきこと (英ガイドブック)(情報提供リンク:GOV.UK)
・パリ同時多発テロが起こり、各国が対応を迫られるなか、2005年にロンドン同時多発テロが発生した英国では、事件に巻き込まれた際にどのようにすればいいのか、具体的な行動をガイドラインとしてまとめてネット上で公表していますので、以下に、内容の一部(2項)を紹介します。

1大急ぎで逃げる!
○もし可能な場合は、現場から極力遠くへ逃げ出す
○建物から逃げる場合の留意点
・最も安全な選択肢を考える
・安全なルートがあるか?あれば走る、なければ隠れる
・さらなる危険に身をさらすことなく、そこまでたどりつくか
・他の人にも一緒に逃げるように強く言って聞かせる
・持ち物は置いていく

2隠れる!
○もし逃げられなければ、隠れる
○襲撃者が見えているということは、逆に彼らから見つけられる可能性もある
○頑丈なレンガ造りの壁やしっかりと補強された壁など銃撃を避ける遮蔽(しゃへい)物を見つける
○建物に逃げる場合の留意点
・出口を確認する
・捕まらないようにする
・静かにする(携帯電話の音を切る)
・鍵をかけ、立てこもる
・ドアから離れる

3伝える(連絡する)!
○警察に連絡する際は次の情報を伝える
・場所:容疑者はどこにいるのか?
・移動経路:容疑者を最後に見たのはどこか?
・描写:襲撃者の人数、特徴、衣服、武器を説明すること
・さらなる情報提供:被害者、けがの種類、建物の情報、入り口、出口、人質の有無
◎そして、もし安全に行えるなら、他の人々が建物の中に入ってこれないようにする
◎警察が到着しても、銃を突きつけられ、手荒く扱われ、質問され、襲撃者ではないとの区別がつかない場合もある。
◎そうした場合は、落ち着いて両手を見えるようにし続け、脅威とみなされるような突然の動きを避け、当局者の指示に従うこと。
〔テロ〕旅行先でテロに遭遇したら「走れ」「隠れろ」そして「通報」・・・英当局の動画 リアルな説得力

■情報の確認時間:2017年8月2日 産経WEST掲載
相次ぐテロ攻撃にさらされた英国発の啓発動画だけに、テロ攻撃を受けてからの一連の流れの中での安全確保の方法などを指南しており、随所にリアルな説得力がある。例えば、武装警察が駆けつけてきた場合は「決して急な動きや、身ぶり手ぶりはしないように」と忠告している。なぜなら「あなたがテロリストなのか避難者なのか、警察側はすぐには判別できないからだ」と説いている。・・・中略・・この動画が伝えているのは、テロに遭遇しても被害を最小限に食い止め、命を守るための3つのキーワード「RUN(走れ)」「HIDE(隠れろ)」「TELL(通報)」だ。
リンク先:産経WEST

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